終わりから「今」を考える

自分の人生を含め、物事には必ず終わりがあります。

諸行無常という仏教の言葉もありますが、すべてのことは移ろいでいくものです。

どんなに今の現状が苦しかろうが、永遠に続くものではない。


これまで歩んできた人生をふり返ったり、これから生きていく人生について考えたり、「今」という地点から人生の後ろや前を見たりすることは私たちはよくしていることかもしれません。

では、「終わる」という地点から見てみるというのはどうでしょうか。

自分が終わる。自分という人間といつかはサヨナラする、つまり「死」という視点からです。

誰でもいつかは死ぬのは当たり前でしょ、とそう言われてしまうとそれまでですが、では本当に最期のとき、それまでの数十年の人生がどのようなものとして感じるでしょうか。どう感じて、どう思うか、どう振り返るか、他の誰でもなく、この自分が。どんな風に感じて自分を終わりたいか。

・・・などなど。

あくまで想像であり、実際にどうなるかは誰にも分からないことではありますが、このように自分の死について思いを巡らしてみると、「今」という現実の見方も変わってくるのではないでしょうか。


この今生きている事実が貴重な時間の連続に感じるかもしれません。

自分が如何に生きていくべきか、何が自分にとって大事で、自分はこの数十年の人生で何をしようとしているのか、どのような自分を生きていきたいのか、など見えてくるかもしれません。


いつかやってくる死を考えることで、「今」を考える。

さまざまな角度から客観的に自分を見ていくことは大切です。なんだか少し重たくはなりましたが、その一つとして、このような観方も時々してみてはいかがでしょうか。



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