深く悩むか、しのぐか

「悩む」というとどのようなイメージですか。


どのように悩むか。悩み方というものもいろいろあります。


根っこの深いところまで探求して根本から見直していく悩み方。自分についてじっくり考えていく。これまでの生き方、在り方を振り返り、今後の生き方につなげていく。このようなことは時間も労力が要りますが、それだけ得られるものも大きく、とことん悩みぬくことで人としての成長や成熟をもたらしてくれると思います。


一方、探求や深堀りなどしないで浅いところで止めておくというのも一つの方法です。とりあえず棚上げしておく、一時的には逃げることも自分に許す、前さばきで対処する、その都度上手にかわしていくなど。厳しく圧倒されそうな現実や苦しみから一時的に自分を非難させてあげながら目の前の日常生活をおくることを優先していきます。

私たちは1日1日の日常生活があり、この1日を生きていかねばなりません。そのためには、場合によってはこのようにしのぎながらでもその日1日を過ごすことに焦点をあてるほうが現実的ではないでしょうか。


おなじ悩むにしても、深くか浅くか。向き合うか、しのぐか

どちらが良いかというものではなく、そのときの状況や調子に合わせていくことが大切です。


また、少しずつ安定した日常生活がおくれるようになってくると心もエネルギーを取り戻してきます。ある時ふと悩みや問題としっかり向き合ってみようと感じるタイミングがやってくるものです。そうしたらその時に改めて自分について、悩みについて、問題について、しっかり目を見開いて悩んでみる「時」です。きっと自分を成長させてくれる時間、有意義な機会になることと思います。


私たちは悩みや問題があると、苦しさや居心地の悪さから、落ち着きを失い視野が狭くなりがちです。

グルグル反芻して深く悩みすぎたり、反対にしっかり向き合うべきところで逃げてばかりいたり。(その時は心のどこかで逃げている自分を責めていたりします)

現実や自分を見失ってまで「深く」悩むことだけに没頭してもいけないし、「浅く」「しのいで」ばかりでもいけない。

どのように悩むことが今の自分にちょうどいいのか、今置かれている状況や自分の心のバランスを保ちながら日常生活が少しでも安心して過ごせるように一緒に考えていきましょう。



相談室紹介

カウンセリング案内

(前日18時まで受付け可)

臨床心理士・公認心理師

心理療法・カウンセリング室 セイル

​所在地:福井県坂井市春江町藤鷲塚40-29

© 2018 by Psychological Consultation Room Sail