正しさとは

自分に対しても、他者や物事に対しても「正しさ」を求めるものです。

自分が正しいと思っていることに、他者が賛同してくれたりすると、その正しさはさらに強固なものになります。自分は間違っていない、と。


そもそも「正しい」とはなにか。

正しいことを言おうとすると、かつてはそうであったという過去に依拠しています。これまでに得た知識、情報、体験や経験などの過去の既知に頼って、何かを話したり、行動するものです。


確かに過去が役立つことは往々にあります。

しかし、そこだけに依存して正しさを求めるのは柔らかさに欠けるように思います。

過去と今は違いますし、過去の正しさを今にかぶせてしまうことで、かつてこうであったのだから「こうあるべき」「こうするべき」という「べき思考」が生まれやすくなります。


意識しないと当然のように「べき思考」が自分を支配していきます。

それでだんだん窮屈に自分を追い込んでしまうこともあります。


時には「私にとってはそれはどうなの?」という問いかけも必要だと思います。


「べき」に支配されていた自分に気づくかもしれません。

誰かの「正しい」に自分を合わせることでただ安心していたことに気づくかもしれません。

他者からの視線、評価を恐れていたことに気づくかもしれません。


既存の「正しさ」だけを求めることなく、少し力を抜いて自分に問いかけてみましょう。

今の現実で生きている自分の感覚を頼りに。



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