時間はかかるもの

なにか行動したら、結果がでます。

特に頑張ったことや一生懸命やったことに対しては、その労力に見合った結果が欲しくなるものです。

しかも、できるだけ早く結果が欲しい。結果を早く自分のものにしたい。


カウンセリングでも、それぞれの問題や悩みに対して目標を立てて取り組んでいきますが、苦しいことから早く解放されたい、楽になりたいという気持ちはすごく分かります。


しかし、即効性のあることは、それだけ効果も続かないという性質もあります。

アルコールを例にしてみると、心がつらいときにお酒を飲むと、心が一時的に楽になるように感じる。でも、酔いが醒めればまた現実に引き戻され、つらさは変わらずそこにある。結果的につらさは軽くなりません。お酒に逃げてしまったという罪悪感が出てくるかもしれません。

この例のように、アルコールは即効性はあるけれど、効果も一時的です。


カウンセリングは逆で、即効性はないけれど効果が長く続くように取り組むものです。目標に向けて、段階を踏んで、少しずつ進めていくことが必要です。魔法のような即効性はありません。ある程度の時間がかかるものです。じっくり取り組むそのプロセス自体に大きな意味があると思います。


もしかしたら、これまでは何でもすぐ結果を求める生き方だったのかもしれません。

結果の良し悪しだけで物事を判断したり、段階を踏んで取り組むことが苦手だったのかもしれないです。このようなこれまでの行動や結果に対するパターンを見つめ直す機会になることもあります。

ただ問題や悩みの改善だけでなく、じっくり取り組むことで得られるものがあり、それは人として生きるための心の力になってくれます。


カウンセリングの回数や期間はそれぞれの事情があるので尊重します。

しかし、結果だけを急がない。ということも知っていてほしいです。

行動と結果の相反する気持ちをカウンセラーとしても受け止めて1回1回の時間を大事にしていきたいです。



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